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脊髄反射的療法、現代語訳

Afina現代語訳34、迷走神経の張力を強盛にする方法

  一 迷走神経の張力を強盛にする方法

 迷走神経の張力を強盛にする方法は以下の通りである。

 

 1、C7棘突起の両側を圧迫器で圧迫する。

 2、頚筋の伸展。

 3、肋間の圧迫。

 

上の3つの方法であればどれを用いてもそれで迷走神経の張力は亢進し、肺は拡張をきたしてその下縁は下垂する。そしてその下垂の程度や持続時間によって張力の減弱を判断することができ、そのさい圧迫は30秒を超えてはいけない。しかし内臓における反射現象は通例数分間を超えずに消失してしまうから、急いで打診してしまわなければこれを見ることはできない。

 

方法 時間 下垂の程度 持続時間
圧迫 30秒 5cm 9分間
頚筋伸張 4cm 3分半
打療 4cm 2分半
正弦波電流 5.5cm 2分半
高周波電流 5.5cm 2分半

 

〔C7側圧迫〕

迷走神経がC7側圧迫によって現れる現象を以下に示す。

 

〈イ〉心臓、大動脈、肺、胃、脾、腸の張力は強盛となり、そのためこの臓器は打診状濁音の程度を増し、したがってその境界が明瞭となる。

 内臓の張力は強盛となるのみならず、その収縮をきたす。たとえば胃において腰椎収縮反射よりもC7の収縮反射は著しい。すなはち頚椎の打療であれば2cmの収縮を見るだけなのに、C7の打療では4cmの収縮をみる。

 これを心臓で試みてみると、舒張期は心臓の筋肉は弛緩するものなのだが、この舒張期弛緩は心筋張力の強弱に関係する。カエルの迷走神経の中には、それを刺激することで心筋の張力を強盛にする繊維があり、もしこれを圧迫するときは心筋の弛緩すべき舒張期において強直状を呈す。なのでこれを心臓打診に応用してC7側の圧迫により心筋の張力を試みてみると、心筋が健全なときは心臓部の濁音強く、心筋に疾病あるものは濁音に変化無し。

 この現象は頚筋伸展試験においても同じである。

 

〈ロ〉瞳孔の収縮。(これは毎回同じようにあらわれる現象ではない)

〈ハ〉環状甲状部の攣縮。助手にC7側を間歇的に圧迫させてみると、声帯が索張する。なるほど環状甲状筋は上喉頭神経の分布を受けているからである。しかしヒステリー性麻痺における声帯はこの方法により環状甲状部の狭窄をきたすので、これをつかって診断することができる。

〈二〉エオジン嗜好細胞が増加する。

〈ホ〉咽頭の知覚が過敏になる。

〈ヘ〉肺の下縁が下垂する(肺の拡張反射)。

〈ト〉脈拍の量は減少し、速度は緩除となり、ついには歇止してしまう。

 上の現象中もっとも簡単な方法は肺の下縁下垂試験である。これを試すためには、はじめ肺の下縁を打診してその境界を確認しておき、つぎに30秒間C7に圧迫を加える。すると普通は4cmの下垂を観察する。さらに迷走神経張力亢進には6cmの亢進をみる。これに反してその減弱にはわずかに2cmの下垂にとどまるか、あるいはまったく反射現象をみないということもある。

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