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脊髄反射的療法、現代語訳

Afina現代語訳97、内臓血管神経衰弱症

腹部の血管運動神経の張力が充分でないため、腹部に静脈の鬱血をおこし、特異な神経衰弱症を呈するものをいう。

考えてみると腹部内臓、つまり消化器に属する臓器の血管は、身体のほかの部分に比べて最も多量の血液を含有している。その多少にしたがって順番をつけると次のようになる。

1、腹部内臓

2、脳

3、筋肉

4、皮膚

 

腹部内臓の血管は身体全体の血液量を受容することができるだけの容積があり、動物の門脈を結紮すると、ほとんど全身の血量が腸および肝臓の血管に貯留し、自身の静脈内に出血してしまったかのようになってしまう。人は日常直立しているので、血液にかかる重力は腹部内臓の血管に向かって下降する。試しに動物の足を捕らえてぶらさげると、心臓へ送られる血液の量は減少し、したがって血圧は低下する。しかし健康体においては体位の変換によって重力の血液に及ぼす影響は、腹部内臓血管の収縮および呼吸器の活躍によってうまく調整されており、血圧の平衡をたもっている。これに適切な冷は、試みに飼育している家兎の耳を捕らえてぶら下げれば、しだいに意識を失い、30分足らずで絶脈してしまう。これは脳の血液が重力のため腹部に降りて脳貧血をおこしたものに違いなく、これを横臥させるか、もしくは腹部を強く圧してみるとただちに蘇生する。逆に野生の野生の兎は長い間この試験をおこなってみても、変化に応じる血管の調節が充分なので容易には心臓が止まってしまうということはない。

腹部内臓神経は腹部血管の血管運動神経であり、これを興奮させると内臓血管は収縮し、切断すると拡張する。内臓血管の拡張は身体のほかの部位の貧血をきたし、ひどいときはこのために死に至ることもある。

これらの動物試験による成果を簡単な方法で人体に現出させることができる。

 

①腹部内臓神経はD5〜12に由来しており、これに相当する脊椎はD2〜8である。なのでこれらの突起を叩打すると腹部内臓神経は興奮し、内臓血管は収縮する。そのため右心室に送還される血量は突然増加し、右心室の濁音界に変化がおこる。これを腹心血流現象(cardio-splanchnic phenomena)という。

②tついで健康成人に試してみる。横臥より起立すると第28図に示すように、下腹部の血管の豊富な二カ所に濁音がみられる。しかしこの現象は深呼吸、またはD2〜8の棘突起をしばらく連打していると、内臓血管が収縮してすみやかに消散する。

⑶大きな吸角を臍部の上に当て、空気を吸引すると28図のような現象をおこす。

④横臥の姿勢でD2〜8までの棘突起を連打して内贈血管神経を興奮させると、起立しても第28図のような現象を起こすことはない。

⑤下腹部に濁音のない人で、起立姿勢でD9、10、11、12の棘突起を連打すると、容易に同一部に濁音を生じさせることができるので、これらの脊椎に相当する脊髄節を刺激すると、腹部内臓神経の張力が減少するため、血液は弛開した腹部の血管に鬱滞してしまう。

⑥腹部内臓神経衰弱症では、下腹部の濁音は融合して広汎な濁音部となって存在する。症状が増悪すると濁音界は広く、快復するにしたがって縮小するものである。

 

   ◯腹部内臓神経の強弱

内臓神経の強弱を数百例の実験によって次のように区別すること。

⑴横臥姿勢から起立しても下腹部に濁音がみられない者は理想的な内臓神経の張力を有している。

⑵ 体位の変換によって濁音部は現出するが、約3分ほどで消失する者はふつうの張力を有する者である。

⑶横臥から起立して3分間以上広汎な濁音部が消失しないときは内臓神経衰弱を示している。

⑷起立のままで濁音部が持続的にある者は強度の内臓神経衰弱を示している。

 

   療法

内臓神経衰弱の療法として打療法は抜きん出ている。打療法は短時間で神経を興奮させ、長時間ではかえって反対の結果をきたしてしまうので、ふつう10分間を超えて施術してはならない。

 

 

内臓血管神経衰弱症 整体 鍼灸

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