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2017年6月

Afina現代語訳102、疫咳

 

疫咳は小児における伝染病であり、ときとして合併症のため予後不良となることがある。また、重傷者においては傍観することが耐えられないほどの苦痛を病児にあたえる。

 

   エブラム氏の臨床上疫咳についての説

この伝染性疾病は迷走神経の張力を減弱させてしまう性質があり、とくに大動脈に分布する迷走神経繊維を冒す。もともと大動脈は健康なときにおいても同一の大きさを示すものではなくて、末梢の刺激によって拡張するものであるが、とくに疫咳の発作のようなものは心理的動揺やクシャミ、咽喉の刺激などによって誘発される。心理的動揺による拡張はアドレナリン増加によるものである。

小児8ヶ月において胸骨柄の部分と脊椎とのあいだはおよそ2.2cmであり、少しでも大動脈が拡張してしまうと圧迫症状を起こしかねない。

第33図は大動脈およびその周囲の関係を示すもので、それが拡張したときは動脈瘤のような咳嗽をおこす。そして小児や大人においても、かすれた叫びは激烈な咳嗽によるものであると想像されたけれども、おそらくは圧迫症状によるものであろう。小児においては、たんに嚥下作用によって発作を引き起こしていることがよくある。

疫咳患者の特徴は大動脈濁音部の拡大にある。この濁音部はT3、4間圧迫すると、迷走神経の張力が減弱して大きくなる。逆にC7を圧迫、もしくは叩打すると縮小する。

 

〔鑑別〕

気管支腺および胸腺の腫脹と鑑別しなければならないが、大動脈収縮反射現象試験によって変化が起こらない。

 

〔療法〕

大動脈を支配する迷走神経の張力が減弱すると大動脈が拡張をおこして疫咳の症状をみせるような場合は、その張力を亢進させることで、症状が緩解したり、発作が治まるはずであり、これを試した例においてはいずれも顕著な成績を得た。この方法はC7の圧迫または叩打であり、毎日3回5分間まで、発作を間歇的に起こしている場合にはこれをおこなう。打診槌および打診板でもかまわないが、小児の耐えられる強度でおこなうこと。このような簡単な方法で3日ないしは7日間にてその効果はめざましいものがある。まおこの方法は声門痙攣にも効果がある。

エブラムの疫外療法において各地より寄せられた報告は、はやければ二三日、遅くとも一週間あればその苦痛を免れるにいたるとバード、ゲーツ、ガリモ、アーリギン等、多数の報告がある。

薬物中、ベラドンナ、アンチピリン、キニーン属などの他、腹帯を使うと発作時の嘔吐を予防することができるというのは、迷走神経の張力を亢進させるからである。また腹部按摩療法によって三週間以内に全治させることができるという説も、同じ理由だと考えられる。

腹帯は4ないしは5インチの幅で昼夜着用すること。またはなはだ発作が烈しいときは下顎を前下方に突き出し、歯列を上顎歯列の前方に置く。あたかも麻酔時に舌を前に出す方法と同じようにすると発作を抑えることができる。ただし、嬰児にこのような方法は使えない。

喘息 鍼灸 大江戸線

〔臨床例〕

・医師である志賀先生の4歳と7歳になるご子息二人、数週間前から疫咳に悩み、昼間に12、3回の発作がある。そこで打療を試みたところその日から夜間の発作は顕著に減退し、あって二三回の発作。昼間においても、回数が減少し咳嗽自体も軽くなり、嘔吐に関しては完全になくなった。

・平野某女、6歳。数週間前から痰咳に苦しんでおり、最近は夜間の発作が烈しく、窒息状態となる。喀痰に血液が混ざるほどになっていた。そこでC7の打療をおこなったところ、その日の夜から発作は減り、喀痰も軽くなった。窒息で両親を驚かせることもなくなった。これ以来、軽快に向かった。                                 

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