脊髄反射的療法、現代語訳
Afina現代語訳104、胃の拡張反射
2、胃の拡張反射
胃の拡張反射は下の方法によって引き起こすことができる。
1、トローベー半月型部の皮膚刺激。
2、D11叩打。
3、D11左側の圧迫。
4、鼻粘膜刺激。
この中で最も顕著に拡張反射を引き起こすのは4番目の鼻粘膜を刺激する方法である。その医事継続時間もはるかに他の方法よりまさっており、8時間にわたった例もある。
クロロホルムおよびエーテルは、ともに吸入によって拡張反射を起こすものであるが、前者は後者に比べて比較的影響が少ない。そしてこの反射は胃の基底部も拡張する。ゆえに嗅覚に起因する喘息は、おそらく胃の反射的拡張によって心臓を圧迫してしまうことに原因があるのではないかと思われる。
たとえば枯草喘息(花粉症)の患者にいちじるしく胃が拡張してしまったものを発見し、腰椎を叩打してみたところ、胃が収縮して喘息が緩解したことがあった。ゆえに鼻粘膜をコカインで麻痺させておくと、枯草の臭いからくる喘息はおこらない。
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