肩痛
右肩関節の前側が痛い、江戸川区の男性。
こちらは五十代男性。
このクライアントも右肩が痛いということでした。
なにより特徴的なのは、
右の肩前から力こぶにかけての筋肉の硬直です。
肩自体をひっぱってしまっていて、
右肩を前に突き出したかのような姿勢で、
仰向けで寝ても右肩だけが浮くような、
不自然な姿勢です。
しかし、
現場的にはとても多い姿勢で、
きっとパソコンのマウス疲れなんだと思います。
筋肉というのは動かしていても疲れますが、
同じ姿勢を保っているときが一番疲れます。
マウスをにぎって、
押さないでおく姿勢をとってみてください。
きっと右肩の前から力こぶ、人差し指にかけて緊張が走るだろうと思います。
ですからこのクライアントには、
鍼のオファーもありましたので、
肩から力こぶ、
そこを動かしている大本であるうなじのあたりにかけて、
ストンストンストンと鍼をうって、
しばらくそのまま。
その間、
内臓の調整などを加えながら。
その後、
しっかり筋肉が緩んだところで肩の関節を動かして解消。
痛みはもうなくなっていましたが、
まだ少し肩は前に出ていらっしゃいましたので、
マウスパッドなどを提案いたしました。
☆現代語訳『脊髄反射的療法』(スポンデロテラピー)について。>>
繰り返す肩の痛みと首のコリ、六十代、新宿区西落合の女性。
肩が痛くてあがらない!
というお悩みは多いですよね。
構造がわかっていればあんがい簡単にケリのつくことが多く、
痛くていたくてまったく動かせないというものも、
その場で解決してしまうということもしばしばなのですが、
六十代女性、
今日のクライアントは先日調整してうまくいったはずなのに、
同じ悩みをまたすぐぶり返して来院されました。
いろいろお話を伺って原因はきっと、
毎晩痛い側の右肩を下にして寝ているのが問題なんだと思います。
肩の関節は前にズレるものですから、
せっかく調整してもすぐそちら側を下にして寝てしまっては、
なかなか持続していかないわけです。
でもその位置でないと眠れない。
右を下にしないと眠れないという場合、
たとえば肝臓の疲れが考えられます。
胴体の右側にある大きな肝臓が充血して重くなっているようです。
そして実際、
右側にある肝臓のツボに痛みがあり、
背中の反応も肝臓疲れをあらわしていました。
ですから肩関節自体の調整に加え、
肝臓を元気にする操作をプラスして、
さらに肝臓を疲れさせているストレスを抜くために、
アゴや首のコリを消して、
全身調整をして終わりました。
肩はもちろん消えていましたし、
肝臓の反応、
首のコリなども消えていたので、
そろそろ肩痛から解放されて、
しかもぐっすり眠れているだろうと思います。