Afina蔵書
「大腰筋のパラドックス」
◯大腰筋が収縮すると骨盤は前傾するのか後傾するのか?
という問題が治療家間で混乱していますが、実際にはどちらもあり得ます。あり得るというか、程度しだいで変わってきます。
こういった誤解は大腰筋が関節を一つ以上またいでいることに起因します。
たとえば胸鎖乳突筋なども多関節筋なのでイメージしてもらえばわかるかと思うんですが、立位で上を向くときも、臥位で下を向くときも収縮します。
動作時の姿勢によってどちらにも作用するので、一概にどっちと言い切ってしまうわけにいかない筋肉なのです。
だからこそ面白く重要なわけですが笑
ちょうど先日これについて講義しているタイミングで『ダンスの解剖・運動学 大事典』という本にヒントとなる項をみつけたのでここにメモっておきます。
腸腰筋の主な働きは股関節の屈曲と考えられているが、身体の位置によっては脊柱の運動を起こす。脊柱は屈曲位にあるときは、腸腰筋の力線は通常、腰椎椎間関節の回旋軸の前方にあるので、腰椎が屈曲しやすくなる。腸腰筋は、ロープ登り、グラハムテクニックのコントラクション、腰椎を屈曲させて脚を前方にスウィング(股関節の屈曲)させるといった床で行う多様なダンスのをー民具アップで用いられる。しかし、腰椎が伸展しているときは多くの場合(ふつうに立っている場合)、腸腰筋の筋線維の多くの力線が腰椎椎間関節の後方を走行するので、腰椎を伸展(過伸展)させる傾向がある。通常は腰椎を屈曲させる腸腰筋が腰椎を伸展させる。このような見かけうえの役割の逆転を大腰筋のパラドックスpsoas paradoxという。腰椎の過伸展は、直立位で腰椎彎曲を保持する場合は望ましいかもしれない。しかし、ダンスで非支持脚(ジェスチャーレッグ)を前方に上げる表現的動作や腹筋運動での前脚挙上では、腰椎の過伸展が望ましくない場合が多い。こうした場合は、腸腰筋の近位付着部の安定のために腹筋を強く収縮させたり、望ましくない骨盤前傾や脊柱の過伸展を防止したりすることが必要である。
『ダンスの解剖・運動学 大事典』p92より
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☆現代語訳『脊髄反射的療法』(スポンデロテラピー)について。>>
2014.02 Afinaに届いた本
日本大学芸術学部文芸学科『江古田文芸第48号 故郷と色彩』
日本大学芸術学部文芸学科『江古田文芸第49号 ゆるふんの由紀夫ちゃん』
日本大学芸術学部文芸学科『江古田文芸第50号 特別記念号 特集 菅直人インタビュー』
文藝春秋2014.03 第150回芥川賞発表
アスキー書籍『Google Earthアプリケーション開発ガイド KML、Earth&API徹底活用 』古橋大地 (著), 渡邉英徳 (著), 小山文彦 (著)
電通『表現の技術』高崎卓馬
主婦と生活社『あなたの声がぐんぐんよくなる!!』亀渕友香
ソーテック社『Facebookでビジネスを加速する方法』中嶋茂夫
すばる舎『「会議ファシリテーション」の基本が身につく本』釘山健一
中経出版『人気講師のすごい教え方』多田健次
文春学藝ライブラリー『ルネサンス 経験の条件』岡崎乾二郎
講談社選書メチエ『骨から見た日本人 古病理学が語る歴史』鈴木隆雄
副腎疲労(アドレナル・ファティーグ)とは??
「アドレナル・ファティーグ(副腎疲労)」という病名が、
ストレス社会の新病としてとても話題になっています。
◎アドレナルファティーグ(副腎疲労)って何??
そもそも副腎というのは何かというと、
腎臓の上にくっついている、
三角形の小さな臓器で、
ホルモンを分泌する器官です。
(写真の両脇にある黒っぽいのが腎臓で、
その上についている赤い三角が副腎です。)
①ホルモンの分泌。
②血糖のコントロール。
③免疫機能。
④炎症反応。
など多岐にわたる機能があります。
中でも注目なのが、
副腎はストレスに対応するホルモン、
「コルチゾール」
を分泌しており、
この副腎が疲弊して、
適切にコルチゾールが分泌できなくなると、
体にさまざまな不調が出てきます。
これが、
「副腎疲労/アドレナル・ファティーグ」
です。
◎原因は??
疲弊の原因としては、
①過度の労働。
②人間関係のストレス。
③重金属、化学薬品、添加物などの影響。
が考えられます。
ある日突然、
原因不明のだるさに襲われ、
朝、ベッドから起きられないという事態にもなりかねないということです。
これらの症状を見ていると、
うつ病や、
慢性疲労症候群とも重なってきます。
いわば、
これまで“病気ではない病人”と呼ばれていたような症状を、
まるで集約したかのような印象があります。
とても読みやすく、
わかりやすい本が最近出版されたので、
そこから引用しながら紹介しました。
生活指導にまで触れてありますので、
ぜひおすすめです☆
しつこい疲れは副腎疲労が原因だった ストレスに勝つホルモンのつくりかた (祥伝社黄金文庫)>>
ところで、
病気ではない病人をとくに扱ってきた均整法には、
もちろん副腎調整法があります。
ぜひ、
さきほどの本を参考に生活を改善して、
さらに均整法を受けて、
元気を回復してください。
2014.01、Afinaに届いた本。
長崎文献社『長崎大学コレクションⅡ ボールドインアルバム 外国人が見た幕末長崎』企画・編集 長崎大学附属図書館
『出島』発行・編集 長崎市
長崎文献社『出島の医学』相川忠臣
『ながさき 原爆の記録』発行 長崎市
九州大学出版部『出島のくすり』長崎大学薬学部編
講談社選書メチエ『「株式会社」長崎出島』赤瀬浩
ふらんす堂文庫『生死(しょうじ)ー永田耕衣句集』永田耕衣>>
現代思潮新社『蠟燭の焔』バシュラール著 澁澤孝輔訳
学研『フィジカルアセスメント mini note』小西敏郎監修
秀和システム『よくわかる検査数値 基本としくみ』鈴木洋通監修
MEDIC MEDIA『診察と手技がみえる vol.1』古谷伸之編集
ガイアブックス『顎関節の徒手理学療法』カイ・バルトロウ著、中山孝監修
講談社『好きになる生化学』田中越郎
成美堂出版『ぜんぶわかる先端医療』菊池眞監修
紀伊國屋書店DVD『エレ二の旅』テオ・アンゲロプロス
ダイアモンド社『経済は世界史から学べ!』茂木誠
朝日新聞出版『世界のエリートはなぜ、「この基本」を大事にするのか』戸塚隆将
ダイアモンド社『伝え方が9割』佐々木圭一
CD『時が奏でる』蓮沼執太フィル
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スポンデロテラピーの本
首をながーくして待ってたんですが、
1ヶ月ちかく待たされたんですが、
どーせ読めやしないんですが、
届いてみたらとても薄っぺらくて、
これ失敗ですか?
安物買いの銭失いですか?
そもそも、
ぼくはいったい何を手に入れたんですか?笑
サマリーって、
要約って意味だよね確か(´・Д・)」
また注文しなおさなければなりませんが、
まぁこれも勉強ですね(^ー^)ノ
Abrams, Albert "Progressive Spondylotherapy, 1913; A Summary of New Clinico-Physiologic and Reflexologic Data. with an Appendix on the Physiological Physics of the Va"
ぼくはいま、
の現代語訳をやっていて、
この本は、
Abrams, Albert の、
"Spondylotherapy”
を児玉林平が大正時代に翻訳し、
そこに臨床例を足して上梓したものです。
なので原文と見比べて、
どれほど足したのか、
引いたのか、
見比べてみたくて取寄せたのでした。
こんどはちゃんと選んで取寄せます笑
2013.12、Afinaに届いた本。
元就出版社『病知らずの体のしくみ 背骨から健康を知る』河野俊彦
元就出版社『背骨に教えられて 背骨を見れば病気がわかる』河野俊彦
新潮社『動物園の王子』中沢けい
講談社『群像』 2014年 01月号
マガジンハウス『Tarzan (ターザン)』 2013年 12/12号
ガイアブックス『オステオパシーの内臓マニピュレーション』エリック・U・ヘプゲン著 平塚晃一、池田美紀訳
祥伝社黄金文庫『しつこい疲れは副腎疲労が原因だった』本間良子>>
2013.11、Afinaに届いた本。
国文社『みじめな奇蹟』アンリ・ミショー
宝島社新書『いのちの体操「きくち体操」奇跡の実例』菊池和子
アスコム『長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさい』鬼木豊[監修] 槙孝子[著]
岩波新書『福島原発事故 県民健康管理調査の闇』日野行介
文春新書『臆病者のための株入門』橘玲
日本オステオパシー学会『内臓マニピュレーション』ジャン=ピエール・バラル/ピエール・メルシェー
講談社現代新書『データを紡いで社会につなぐ デジタルアーカイブのつくり方』渡邉英徳
株式会社ゲンロン『思想地図β vol.4-2 福島第一原発観光地化計画』東浩紀編集発行
メディカル・サイエンス・インターナショナル『現代の神経内分泌学』吉田尚 監修
自由国民社『おとなの楽習4 世界史のおさらい』
PHP研究所『人生を変えるトラウマ解放エクササイズ』デイヴィッド・バーセリ著 山川紘矢・亜希子訳
青土社『震災後文学論 あたらしい日本文学のために』木村朗子著
ゾリンジャー 外科手術アトラス
『ゾリンジャー外科手術アトラス』がどどきました。
初版から70年間改訂を重ねつつ世界中の外科医に読まれてきた名著がやっと翻訳されたということで。
でも、
てことは日本の外科医たちは今まで原文で読んでたってことですよね、
お医者様はほんとうにすごい。
昨日とどいたんですが、
興奮しちゃって早速ひととおり読んでみました。
これはこれは、
実は純粋な解剖学の本を読むよりはるかに面白くて勉強になって身につく感じがあります!
「コレを切り取るときにはココとソコを挟んでおいて…」
みたいな記述なもんだから、
位置関係や作用まで、
まさに手にとるように伝わってきます!
これでもう外科手術もバッチリです笑
2013年10月にAfinaに届いた本。
『脚やせPUSHダイエット』斎藤美恵子
『医学論文 アクセプトされる書き方とよい講演』監訳・渡辺昌/訳・J.P.Barron
『20歳若く見えるために私が実践している100の習慣』南雲吉則
『「空腹」が人を健康にする』南雲吉則
『からだレッスン 「好きなこと」ができる自分になろう』寺門琢己
『背を伸ばす医療』風本真吾
『体の「ゆがみ」を治して健康になる!』井本邦昭
『骨格セラピーで脚からキレイにヤセる!』芝崎義夫
『「生」の日ばかり』秋山駿
『七つの音 有本利夫の世界を奏でる』有本利夫/画 中沢けい/文
『リンパの科学 第二の体液循環のふしぎ』加藤征治
『リンパ浮腫の治療とケア』佐藤佳代子
『臨床家のためのトリガーポイントアプローチ鍼治療と徒手的療法の実際』黒岩共一
『体からのシグナル』ジャン=ピエール・バラル
『谷崎文学と肯定の欲望』河野多恵子
『女ともだち』中沢けい
『大腰筋ダイエットで即効! お腹やせ』石井直方
『螺旋海岸notebook』志賀理江子
『サパイラ 身体診察のアートとサイエンス』須藤博 藤田芳郎 徳田安春 岩田健太郎 監訳
『国吉康雄/三岸好太郎』現代日本の美術10
MIZUE SEPUTEMBER 1977 No.870 シーレ|ケーニング|清宮質文|ヘールトヘン
『ニューエイジの歴史と現在 地上の楽園を求めて』レイチェル・ストーム 高橋巌+小杉英了=訳
『ひとりで苦しまないための「痛みの哲学」』熊谷晋一郎×大澤真幸/上野千鶴子/鷲田清一/信田さよ子
『動きすぎてはいけない ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学』千葉雅也
[Afina]美顔本を買い集めてきました。
『顔骨リセットフェイシャルDVDブック』百木ゆう子著
『スッキリ小顔づくり』犬童文子著
『顔筋整骨セルフビューティー』村木宏衣著
『10年前の顔になる「顔筋再生マッサージ」』渡辺雅子著